不登校の際の親の対応の重要性について経験者の立場から

私は小学校の頃、一時期不登校になったことがあります。
その経験から言わせてもらえば、不登校をする本人としては何をしているつもりもありません。
学校へは行きたい、行かなくちゃという気持ちで一杯なのです。

 

私は小さい頃から活発で、自分で言うのも変ですが成績も優秀でした。
毎年クラス委員も務め、大勢の友達に囲まれて楽しい学校生活を送っていました。
ところが小学校も中学年になると、だんだん勉強が難しくなり始めました。
今まで何もしなくても及第点を取っていたのが、苦手な科目が出始めたのです。

 

きっかけはなんとなく気持ちが悪いからというだけでした。
クラスは楽しく、自分が学校が嫌だということも思っていませんでした。
一日休んで翌日目が覚めて起きあがると、今度はもっと酷い吐き気がしたのです。
そこでもう一日、親が休んで良いと言ってくれました。

 

三日目には学校へ行ったのですが、やはり吐き気がして、翌日も休むことになりました。
不登校というのは、三日以上続くとそれが癖になってしまいます。
それから1週間近く、朝起きては吐き気がして学校へ行けない状態が続きました。

 

しかし不思議なことに8時半を過ぎて普通に授業が始まる時間になると、頭がすっきりするのです。
自分では毎朝どうしてこんなに気持ちが悪いのか不思議でたまりませんでした。
それが不登校であると気付いてすらいなかったのです。

 

私の母親は心配して、翌週に近くの小児科へ連れていきました。
小児科医は私を診察して、「これは神経!学校へ行かなくちゃダメだよ!」と言いました。
私は余計不安になり、母親に「これって仮病なの?」と訊きました。
そこで母親は私に「いいや、病気、神経の病気なんだから、休んでいいんだよ」と言ってくれたのです。
その言葉を聞いた私は安心して、翌日から学校へ行くことができました。

 

不登校のサインが出始めたら、最も重要なのが親の対応の仕方です。
私は親に「嘘ではない」と認めて貰ったことにより、「いつでも学校を休めるのならとりあえず今日は行ってみよう」という気持ちを持つことができました。
もしも三日間理由もなく学校へ行けない状態が続いたら、そこで親がしっかりと子供を認めてあげることが大切だと思います。